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アルスギャラリー13周年記念

鈴木 理策 写真展 『SAKURA』

日 程 2015年4月28日(火) 〜 5月10日(日)
時 間 11時〜19時(最終日は17時まで)月曜休廊
レセプション 2015年4月28日(火)18時00分〜20時00分
鈴木 理策 (Risaku Suzuki)


プロフィール
1963年  和歌山県新宮市生まれ
1987年  東京綜合写真専門学校研究科修了
2000年 第25回木村伊兵衛写真賞受賞
2006年 第22回東川賞国内作家賞、平成18年度和歌山県文化奨励賞受賞
2008年 日本写真協会年度賞受賞
2006年〜  東京藝術大学美術学部先端芸術表現科准教授
2015年5月31日まで丸亀市猪熊弦一郎現代美術館にて個展『意識の流れ』を開催中
その後7月18日〜9月23日 東京オペラシティアートギャラリーに巡回予定
主な写真集 『意識の流れ』(2015,アマナサルト)、『Atelier of Cezanne』(2013,Nazraeli Press) 、
『White』(2012,edition nord)、『雪華図』(2012,SUPER DELUXE)、『TORII』(2012,SUPER LABO)
『Yuki Sakura』(2008,Nazraeli Press)、『熊野 雪 桜』(2007,淡交社)、
『Mont Sainte Victoire』(2004,Nazraeli Press)、『Fire: February 6』(2002,Nazraeli Press)、
『Saskia』(2000,リトルモア)、『KUMANO』(1998)、『PILES OF TIME』(1999,共に光琳社出版)
パブリックコレクション 東京国立近代美術館、東京都写真美術館、青森県立美術館、川崎市市民ミュージアム、国際交流基金、
Princeton University Art Museum, USA 、The Museum of Fine Arts, Houston, USA、
nternational Center of Photography, USA、The San Francisco Museum of Modern Art, USA、
Fondazione Casa di Risparimo di Modena, Italy
コメント

桜を主題に制作を始めたのは20年程前。以来、吉野山などで撮影を重ねてきた。小さく揺れる花びらに目をやりながら風を感じ、流れていく雲に視線を移す。桜を見ていると持続する時間として世界を感じることができる。
私が撮りたいのは桜が咲いている状態を説明するための写真ではない。桜の下に立って視界一杯に花を満たす時の、全てに包まれていながら見尽くせないと感じるあの狂おしい気持ちこそを写しとりたい。だから撮影では桜の全てをとらえるという驕りを捨て、「見る」事に専念し、時間を切り取る潔さを大切にしている。それが桜花に対する写真家としての礼儀だと信じている。

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